下北沢北口のコミュニティーカフェ「Com.Cafe音倉（コム・カフェ・オトクラ）」（世田谷区北沢2、TEL 03-6751-1311）で10月24日、朗読イベント「朗読とマジックのあるカフェ－芥川龍之介『魔術』を現代朗読の味つけで」が行われる。

　同イベントは、芥川龍之介の短編小説「魔術」の朗読に、ピアノの即興演奏とマジックショーを組み合わせたもの。

　主催は朗読のワークショップやライブ活動などを行うNPO法人「現代朗読協会」（羽根木1）。同NPOは「音楽、美術、舞踊などの他分野との交流を図り、単なる朗読を越えた幅広い音声表現芸術の実現」などを目的に、2006年3月に設立。これまでにも「Kenji宮沢賢治～音と光と土」（昨年9月）などの公演を行ってきた。

　代表の水城雄（みずきゆう）さんは「音楽やその場の雰囲気に合わせて読み方を変えるので、同じ本でも全く違う朗読を楽しむことができる。当日は2部構成で行うが、それぞれどのような演出になるかは当日のお楽しみ」と話す。イベント当日は協会メンバー5人が朗読、水城さんはピアノ演奏を担当する。マジックはマジシャンの畷案山子（なわてかかし）さんが行う。7月にレストラン「スピリット・ブラザーズ」（東松原5）で1回目を行った際には立ち見が出るほどの盛況ぶりだったという。

　水城さんは「これからもジャンルを越えた朗読を行っていきたい。一人でも多くのお客さまに、ライブ感のある朗読を楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。

　開演は、第1部＝15時、第2部＝19時（開場は1時間前）。前売り＝3,000円、当日＝3,500円。共にワンドリンク付き。