下北沢に「ダーウィンルーム」-ザ・スタディールーム創業者が開く

店頭の様子。「看板のサルの絵は、大学生の息子が描いたもの」と清水さん

店頭の様子。「看板のサルの絵は、大学生の息子が描いたもの」と清水さん

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 下北沢南口に10月10日、「好奇心の森 DARWIN ROOM(ダーウィン・ルーム)」(世田谷区代沢5、TEL 03-6805-2638)がオープンした。

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 店舗面積は約15坪。図鑑を中心とした古書のほか、化石や鉱石、動物のはく製など、標本約200~300種類が並ぶ。価格は100円~87万円。「今のところ一番高額なものは、シマウマの子どものはく製(87万円)」とオーナーの清水隆夫さん。経営は、博物館のワークショップやミュージアムショップの企画監修を行う「清水岡部事務所」(同)。

 同店では雑貨の販売も行うほか、10席のカフェスペースも併設。ドリンクメニューはパプアニューギニア産のコーヒー豆を使ったホットコーヒー(390円)やアイスコーヒー(450円)、紅茶(350円)など。フードメニューは、店内で手作りした「バナナパウンド」(190円)のみを提供する。

 清水さんは1995年10月、雑貨店「THE STUDY ROOM(ザ・スタディールーム)」(北沢2)をオープン。「知ること、学ぶこと」をテーマにさまざまな教育雑貨を取り扱ってきた。2007年5月、「もっと教養的価値を楽しんでもらえる店を作りたい」と事業を後進に任せ辞任した。約3年の充電期間を経て、同店を開いた。カフェスペース併設の理由は、「おいしいコーヒーを飲みながら古書を楽しむ時間も提供したかったから」。充電期間中は、アメリカやヨーロッパの博物館や美術館を訪れたという。

 店名は自然学者チャールズ・ロバート・ダーウィンにちなんだ。下北沢を選んだ理由について、清水さんは「下北沢は生半可なオリジナリティーやコンセプトでは店を続けにくい街。その分、店の個性を鍛えるにはいい街だと思っている」と話す。

 営業時間は11時~20時30分。今後はワークショップやシンポジウムも開く予定。

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