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下北沢に九州食材と地酒を提供する「ごち2」-渋谷の居酒屋が2店舗目

おすすめの日本酒「阿部勘」を手にする髙島さん。「日本酒通のお客さまの中には、○○さんの酒と、作り手 の名前で注文される方もいる」

おすすめの日本酒「阿部勘」を手にする髙島さん。「日本酒通のお客さまの中には、○○さんの酒と、作り手 の名前で注文される方もいる」

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 下北沢南口に5月15日、居酒屋「ごち2」(世田谷区北沢2、TEL 03-6805-2526)がオープンした。

蔵元ののぼりが目印の外観

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 店舗面積は28坪、席数は40席。同店は、渋谷で10年営業を続ける居酒屋「ごち」(渋谷区)の2号店。本店で5年間修業した髙島雄樹さんが店長を務める。髙島さんは「下北沢は住んでいたこともあり、よく知っている街。一見、若者の街に見えるが、こだわりのある大人も多い。出店はかねてからの夢で、いい物件を見つけ、やっと出店にこぎ着けた」と話す。

 毎日産地から空輸される長崎県の島原豚、自然飼育の長崎ばってん鶏や、熊本県の阿蘇産の馬肉など、主に九州から食材を仕入れる。宮崎の契約農家からは、甘みの強いトマト、生で食べることができるズッキーニ、産地でもあまり出回らない高品質なアスパラガスなどの野菜を仕入れる。

 地酒も売りで、「作り手の顔が見える蔵元から仕入れているのがこだわり」という。「昔ながらの製法で酒造りをしている小さい蔵元を応援する気持ちも込めている。当店でも保存状態の管理を徹底し、お客さまに提供する際は、味だけでなく造り手のこだわりや思いも一緒にお出ししている」と髙島さん。

 メニューは、「馬刺し三点盛り」(1,600円)、長崎ばってん鶏の「白レバー炭火焼」(800円)など。「だし巻きたまご」(650円)は、卵5個を高温の銅鍋で焼き上げたもので、渋谷店では客のほぼ全員が注文する名物料理。

 ドリンクメニューは、エビスビール(600円)、焼酎(550円~)、日本酒(450円~)、日本酒の酒蔵が造った果実酒(620円)など。日本酒の一例は、宮城県の「阿部勘」、栃木県の「鳳美田」、青森県の「豊盃」(以上1合=1,100円、0.5合=600円)など常時25種類ほどを用意し、季節に合わせて銘柄を変える。

 客層は20代後半以上を意識しているという。「こだわりの食材を手頃な値段でおいしく味わってもらうのが当店の方針。おかげさまでリピーターもあり手応えを感じている。食にこだわった大人の方々に気に入ってもらえる店にしたい」と意気込む。

 営業時間は17時~翌1時。

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