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駒場にコッペパンサンドの専門店 日本人の舌に合うパン、柔らかさにこだわり

左から定番の「たまご」(260円)と1日限定15本の「ハンバーグ」(400円)

左から定番の「たまご」(260円)と1日限定15本の「ハンバーグ」(400円)

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 駒場に昨年12月23日、コッペサンド専門店「クペル駒場店」(目黒区駒場3、TEL 03-6804-9401)がオープンした。

元インテリアデザイナーの鈴木さん。半地下にある店内も明るいイメージに

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 コッペパンは店舗で焼き上げる。型を使い2次発酵に時間をかけることで、ふかふかの柔らかさに。カットすると乾燥し柔らかさが半減するため、注文を受けてから具を挟む。サンドイッチ用の具材も店で手作りしている。

 メニューは総菜系で売れ筋の「たまご」や「ポテトサラダ」(以上260円)、ヘルシーで女性に人気がある「チキンサラダ」(360円)など。スイーツ系は「あんマーガリン」「あんホイップ」(以上220円)、「ピーナツ」(240円)など。今後もメニューを増やしていく予定だ。

 オーナーの鈴木修さんは「来店される方の中には、『コッペパンはどっしりとして固めのパン』だと思っている方がいて、食べて驚かれることもしばしば。私の地元、吉祥寺にあった近所のベーカリーのコッペパンは柔らかく、その食体験が店のパン作りのベースになっている」と話す。

 鈴木さんは、昔ながらのベーカリーの食べ歩きをしており、その好きが高じて今回開店に至った。古き良きベーカリーが老朽化によって閉店していくことを危惧しているという。

 近所にある、駒場の人気ベーカリー「ル・ルソール」について聞くと、「オープンする際、恥ずかしい話だが近所に有名店があることを知らなかった。うちのメニューはコッペパンのみ。来店される方のニーズは違うかもしれない」と鈴木さん。

 「レトロブームで注目されているコッペパンだが、もともとはデーリーに親しまれた日本人の舌に合うパン。日常的に親しみ、続けて食べてもらいたい」とも。

 営業時間は9時~18時(なくなり次第終了)。日曜・祝日定休。

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