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下北沢で民泊サイト「Airbnb」キャラバン ホスト・外国人観光客・住民三者つなぐ

「Airbnbキャラバン2018下北沢」オープニングの様子

「Airbnbキャラバン2018下北沢」オープニングの様子

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 民泊仲介サイト「Airbnb」の移動型イベント「全国キャラバン」の関連企画が12月5日、下北沢駅北口広場で開催された。

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 同イベントは、世界191カ国が加入するホームシェアリング仲介サービス「Airbnb」による地域コミュニティ、ホスト、ゲストをつなぐことを目的とした、全国10カ所を巡る移動型ミートアップ「全国キャラバン」の関連企画。10月26日に京都をスタートしたキャラバンカーは北海道、徳島、千葉、島根などを巡回し、最終地の東京・下北沢に到着した。

 当日は、しもきたスクエア(世田谷区北沢2)に到着したキャラバンを前に、トークセッションや外国人ゲストを迎えた「下北沢まち歩きツアー」などを実施。会場では、「K’s cafe」(世田谷区北沢2、TEL 03-5454-0047)提供のホットワイン、ホットレモネードが来場者に振る舞われた。

 住宅宿泊事業法が施行され、今年6月15日から国内で民泊が合法化されたことで、同社主催の新規ホスト向けセミナーの参加者は1500人を突破。国内全体で訪日観光客の数が急速に伸び、受け皿として民泊の需要が高まったことなどから開催に至ったという。

 しもきた商店街振興組合(同区北沢2)理事長の柏雅康さんは「スーツケースを持った外国人の方の姿を見る機会が増えた。今後、既存のホテルでは足りなくなるため、民泊の数を増やすことで対応したいという思いがあった。地域に住む方の理解も含めて準備を整え、まち全体がウエルカムの状態で迎えられるようにしたい」と語る。

 一方で、インバウンド客による騒音トラブルやゴミ問題が地域で話題になり、 「『民泊の利用客によるゴミの不法投棄がある』『近隣で民泊利用者が騒いでいる』といった声もあり、住民の方が疑心暗鬼になっている。合法的に運営している民泊については誤解を解きたいと思っていた」とも明かす。

 イベントが開かれたことで、「Airbnbがどのような会社か知ってもらい、住民とホストとが顔を合わせることで民泊への不安を解消し、共存のきっかけとなってほしい。外国人観光客がまちに期待していることもキャッチして、観光案内に反映できれば」と期待を寄せる。

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