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下北沢で「劇団☆新感線」プロデューサーが自叙伝発売記念トーク 演劇の未来語る

細川展裕さん

細川展裕さん

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 「劇団☆新感線」エグゼクティブプロデューサーで演劇プロデューサーの細川展裕さんの自叙伝発売記念イベント「あの伝説のプロデューサー、聖地・下北沢にて演劇のミライを語る!!」が12月22日、下北沢の「本屋B&B」(世田谷区北沢2、TEL 03-6450-8272)で開催される。

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 「第三舞台」出身で、現在は「劇団☆新感線」の躍進を支える細川さんが、今年10月に初の自叙伝となる「演劇プロデューサーという仕事」(小学館)を上梓。イベントでは同じく今年10月に「『演劇の街』をつくった男 本多一夫と下北沢」(ぴあ)を上梓した演劇ジャーナリストの徳永京子さんと共に、演劇の未来を語る。

 トークの内容について、細川さんは「本の内容に沿って話す予定だが、今の演劇や劇場について、あまりいいことではないこともリアルな話題として取り上げる。本では明かしていない『劇団☆新感線』の裏話やプロデュース術も、聞かれればお話する」と明かす。

 徳永さんは「『大きい劇場で公演することを目標にしない若者が増えている昨今、演劇の成功とは何か』『これからの才能はどう育っていくのか』といった話題を、『昔は良かった』という年寄りの愚痴モードになることなく話したい」と明かす。

 細川さんは「演劇で成功するとはどういうことか。芸術として作品が良ければ成功なのか。昔のアングラのようなアウトローな生き方ではなく、社会とつながり生計を立てられるようになって初めて物申すべきではないか。演劇のようなことをやって食べていくことをケシカランという人もいる。立場が変われば価値観も違うだろう。演劇にとっての成功とは何か、当日は演劇好きなお客さんにも聞いてみたい」と話す。

 徳永さんは「細川さんから下北沢の思い出や、細川さんにとっての劇場とは何か、今プロデュースしたい才能はいるか、などといった話を引き出したい」とも。

 開演時間は15時。入場料は、前売り=1,500円、当日=2,000円。チケットは会場ホームページから予約、購入できる。

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