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本多劇場が営業再開 「一人芝居」「無観客ライブ配信」からスタート

本多劇場外観

本多劇場外観

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 下北沢の「本多劇場」(世田谷区北沢2)が6月1日、営業を再開した。

メインキャストら

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月7日からグループ全館を休館していた同劇場。7日までの1週間は本多劇場で、一人芝居の無観客ライブ配信企画「DISTANCE」を日替わりで行う。

 配信映像は、同劇場のステージで撮影。発起人で脚本・演出家の川尻恵太さんと御笠ノ忠次さんがストーリーテラーとなり進行していく。ストーリーは共通だが、メインキャストは回ごとに替わり、それぞれオリジナルの一人芝居を繰り広げる。

 ストーリーは、全国の荒廃した劇場を掃除して周る清掃員が、本多劇場で拾い上げた日記を開くことから展開していく。メインキャストは、井上小百合さん、入江雅人さん、伊礼彼方さん、柄本時生さん、小沢道成さん、片桐仁さん、小林顕作さん、近藤芳正さん、清水宏さん、鈴村健一さん、永島敬三さん。

 「演劇を劇場で観劇する状態に少しでも近づける」という意図で、有料定額チケット制を採用し、アーカイブを残さずに、その日1回限りのライブ配信となる。

 制作スタッフの高橋戦車さんは「新型コロナウイルスの感染拡大により、演者、スタッフ、そしてお客さまとの距離が生まれてしまった。この距離は急に縮めることはできないが、だからこそ社会に寄り添い、ゆっくりと縮めていきたい。大切なのは、安全。劇場に行くこと、そして作品を見ることに、不安があってはいけないので、まずは無観客配信公演から始めたい。下北沢のシンボルとも言える本多劇場の再開で、ぜひ一人でも多くのお客さまにご観劇いただければ」と呼び掛ける。

 チケット購入、視聴はライブ配信サービス「Streaming+」で行う。チケットは2,500円(1日のみ3演目を連続上演=3,500円)。

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