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代田に青森県産食品店 客の好みに合わせ精米、会員制の「田んぼ」も

「DAITADESICAフロム青森」店内 写真=新井智子

「DAITADESICAフロム青森」店内 写真=新井智子

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 青森県産の食品などを販売する「DAITADESICAフロム青森」(世田谷区代田3)が複合施設「世田谷代田キャンパス」内にオープンして2カ月がたった。

無農薬・無肥料の自社栽培米 写真=新井智子

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 青森県黒石市の農業法人アグリーンハートによる初の直営店。同法人は全国で唯一「GLOBAL GAP」「有機JAS認証」「ノウフクJAS」の3つを取得している。共同で運営する代田の道具店「ダイタデシカ、」(世田谷区)店主の南秀治さんは「もともと道具を通じて、全国の作り手と代田の使い手の距離を縮めることを目指してきた。『関わるみんながハッピーになり、ずっと続く安心安全な農業の未来を作っていきたい』というアグリーンハートのビジョンに深く共感し、彼らの思いを代田の皆さんに届けられたらいいなと思った。これまでの経験を生かし、青森の食材の生産者と代田で食べる人たちの距離を縮めていけたら」と話す。

 店内では無農薬・無肥料の自社栽培米を中心に、農産物や魚介類など東京で流通する機会の少ない青森の旬の食材や加工品をそろえる。米は店舗で客の好みに合わせて精米し、つきたての米を販売。食に関する「ダイタデシカ、」の道具類も販売する。

 商品は、自社生産の自然栽培米(無肥料・無農薬)「安入米」(1升=1,940円)、自社生産の減農薬栽培米(農薬8割減)「たくろん米」(1升=810円)、青森の旬の野菜を詰め合わせた「彩の食卓セット」(Sサイズ=1,000円、Mサイズ=2,000円)、太陽が昇る前の最も糖度が高い時間に収穫したという自然栽培アスパラ「ヨアケマエ」(480円)など。新型コロナウイルスによる外出自粛要請を受け、6月からは近隣への自転車配達を開始する。

 そのほか、会員制の「だいたんぼプロジェクト」を展開。青森県黒石市に会員限定の田んぼを作り、収穫された米を優先して購入できるほか、農業体験メニューなどを用意する。年会費は5,000円。

 南さんは「超地域密着で営業し、地元住民に愛され、代田の食生活にずっと寄り添っていく店舗づくりを目指している。青森のおいしいもの、旬のものを代田の皆さまにお届けするので、楽しみにしていてほしい。青森以外では、代田でしか手に入らないような珍しくて貴重なものが見つかるかもしれないので、ぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は11時30分~19時30分。水曜定休。コロナウイルス対策として店員のマスクの着用、手洗いの徹底、アルコール消毒や十分な換気を行っている。

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