下北沢にフィリピン料理も提供する家庭料理店-子どもが遊べるスペースも

店内には子ども用のおもちゃや絵本も

店内には子ども用のおもちゃや絵本も

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 下北沢北口に3月20日、家庭料理の店「KAMAY KITCHEN(かまいキッチン)」(世田谷区北沢2、TEL 03-6318-5323)がオープンした。

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 店舗面積は約15坪。カウンター席とテーブル席合わせて20席。もともとの木目と白を基調とした内装を生かし、「明るくナチュラルな雰囲気にするために」(オーナーの山崎久美子さん)いすは黄緑色のものを選んだという。

 同店を運営するのは山崎さんと、松田阿弓(あゆみ)さん・フィリピン出身のアレックス・シルバさん夫婦。松田さん夫婦は、以前ネパールで日本とフィリピンの家庭料理を提供するレストランを経営していた経験を持つ。山崎さんが一緒に働いていた松田さんに話を持ちかけたことがオープンのきっかけだったという。山崎さんは「自分が母親になって、子連れで家庭料理をゆっくり楽しめる店が少ないと感じた。子どもにも大人にも、優しいご飯がある店を作りたかった」と話す。店内は全席禁煙とし、子どもが遊べるスペースとして小上がりの座敷を設けるなどの配慮も。

 店名に使われている「KAMAY」はフィリピン語で「手」を意味する。「KAMAY」と日本語の「構う」の言葉をかけ、店名には「手作り・手仕事を大切に。人と人とが構い合い、つながりを持てる場になれば」(山崎さん)という希望を込めたという。

 野菜を多く使った日本の家庭料理がメーンだが、「鶏肉のアドボ」などフィリピンの家庭料理も提供する。定食には、ヒジキやおひたしなどの副菜3品とお新香、みそ汁、ご飯が付く。価格は大半のメニューが単品で500円、定食は950円。このほか、手作りのデザートも。ドリンクメニューは、フィリピンのコーヒー豆を使った「バタンガスコーヒー」(350円)などのソフトドリンクから、生ビールやグラスワインなどのアルコール(300円~)までそろえる。今後、「お子様ランチ」もメニューに加える予定だという。

 オープンから間もないが、子連れ客を含め、若い人から地域に住む高齢者まで、さまざまな層が足を運んでいるという。山崎さんは「人と人とがかかわり合いを持てるような、あたたかい店にしていきたい」と話す。

 営業時間は、月曜・水曜~金曜=12時~18時、土曜・日曜・祝日=12時~20時。火曜定休(4月1日は休業)。

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