原宿のレコード店「ZOOT」が下北沢に移転-子ども服店跡に

子ども服店の外観をそのままに残して改装した

子ども服店の外観をそのままに残して改装した

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 下北沢南口に3月25日、レコード・CD店「ZOOT」(世田谷区代沢5、TEL 03-6680-0548)がオープンした。

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 店舗面積は8坪。海外のラテン・ロックなどの音楽を中心に、洋服や雑貨なども取り扱う。同店はこれまで8年間にわたり原宿で営業を続けてきたが、友人同士の3人のオーナーによる共同出資で移転を決定した。

 オーナーは、同所でこれまで営業していた子ども服店の経営に携わっていたイギリス人のクリス・ペンフォールドさん、国内外でのDJ活動の傍ら原宿店オープン当初から運営スタッフでもあるKAZ SUDOさん、同じくDJで日系アルゼンチン人の小宮山ショーゴさん。3人が集まると、英語、スペイン語、日本語が混じった会話が飛び交うという。外装は以前の子ども服店のまま、内装のみをリニューアルした。

 店名「ZOOT」の由来は、1930年代にメキシコで起こった反体制ムーブメントから生まれたファッション「ズート・スーツ」のスタイルによるもの。極端に幅広のシルエットで膝まで丈の伸びた上着、すそ口の締まったスラックスをルーズに着こなすのが特徴。バンド「TOKYO No.1 SOUL SET」、ソロユニット「THE ZOOT16」などで活動する渡辺俊美さんらが立ち上げに尽力した愛媛県松山市の同名店(現在は閉店)に倣うかたちで店名が決まった。秋田県にも同名店があり、経営者は別だが「みんな友人で音楽仲間」(SUDOさん)だという。

 商品は、南米やスペインのレベル・ミュージックと呼ばれる反体制思想の音楽から、国内外の若手アーティストの作品まで広く扱う。SUDOさんや小宮山さんが海外での音楽活動経験を通じて現地で得た情報から商品を仕入れ、ラインアップに加えることも。店内の商品はすべて試聴できる。「気になる商品があったら何でも言ってほしい。音楽好きが集まるサロンのような店にしていきたい」とSUDOさん。オリジナルデザインの帽子「ZOOT HATTER」も販売している。

 営業時間は12時~21時。

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