「下北沢音楽祭」今年も-屋内外の9ステージでプロ・アマが演奏

下北沢音楽祭のポスター。デザインは下北沢在住の編集者、中俣暁生さんが手がけた

下北沢音楽祭のポスター。デザインは下北沢在住の編集者、中俣暁生さんが手がけた

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 北沢地区の商店街とライブハウスが企画・運営する「下北沢音楽祭」が7月7日から開催される。

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 同祭は1991年に「北沢音楽祭」としてスタートし、昨年「下北沢音楽祭」に名称を変更。今年で20回目の開催となる。会場は「北沢タウンホール」(世田谷区北沢2)など屋内ステージのほか、ライブハウス「440(フォーフォーティー)」(代沢5)のウッドデッキ、「ファーストキッチン下北沢店」(北沢2)のテラスなど、屋外ステージを含む計9カ所。各ステージではプロ・アマを交え、複数のアーティストが同時多発的に楽器演奏などのパフォーマンスを行う。

 昨年は4日間の開催で約1万7,000人が訪れた。実行委員会事務局の日暮憲司さんは「今年の開催日数は昨年より1日増えて5日間。日程も増えたことで、より多くの人にイベントを楽しんでもらえるのでは」と期待を寄せる。

 今年初の試みとして、「YOU’VE GOT CHANCE」と題したオーディションイベントを8日に開催。書類選考を勝ち残った8組のアーティストが、「北沢タウンホール」で入場無料のパフォーマンスを行う。約30組の応募があった書類選考の審査は、音楽フェス「フジロックフェスティバル」でステージMCなどを務める、音楽プロデューサーのスマイリー原島さんが行った。「音楽関係者も多く訪れる予定。優勝者を決めるというものではないが、参加者はそこから新たなチャンスをつかみ取ってほしい」と日暮さんは話す。

 このほか、松蔭学園(北沢1)の吹奏楽部や東大原PTAコーラスなど、地元推薦のグループが演奏を行う「七夕ナイト」、昨年逝去した忌野清志郎さんの楽曲を忌野さんにゆかりのあるアーティストらが歌う「RESPECTABLE KIYOSHIRO」、ブラスバンドが商店街を練り歩きながら、ゴミのポイ捨て禁止を呼びかける「クリーンクリーンパレード」など、多数のイベントを予定。街の愛称が「シモキタ」であるという縁から、青森の下北半島の観光紹介や物産品販売なども実施する。日暮さんは「音楽だけではなく、街ぐるみの一つのお祭りとしても楽しんでほしい」と話す。

 一部有料。7月11日まで。問い合わせはせたがやコール(TEL 03-5432-3333)まで。

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