SOHOワーカー対象に「テープ起こし」講座-下北沢で

アットホームな雰囲気で行われた「テープ起こし講座」の授業風景

アットホームな雰囲気で行われた「テープ起こし講座」の授業風景

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 女性を中心とした在宅ワーカーの支援を行うNPO法人、フラウネッツ(港区南青山3)による「実践で学ぶ初心者向けテープ起こし講座」が2月20日、男女共同参画センター「らぷらす」(世田谷区北沢2、北沢タウンホール内)で開かれた。

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 同NPOは2003年に発足。SOHO(Small Office Home Office)と呼ばれる個人事業主や在宅勤務者を対象に、業務情報の発信やセミナーでのスキルアップ支援などの活動を手がけている。代表の宮田志保さんは日本SOHO協会の理事も兼任。現在SOHOで仕事をしている人は、フラウネッツの登録メンバーだけで約4,200名を数える。

 講座を企画した経緯について宮田さんは「テープ起こしは将来有望な在宅ワークとして注目を集めているが、プロの技が求められる職業。そこで仕事を希望する初心者の方々に、実際に活躍しているプロのスキルや技術を伝え、将来活躍する『たまご』として育てたいと思った」と話した。

 現在のテープ起こしの平均単価は、会話の内容をそのまま起こす「素おこし」の場合60分テープ1本で3万円程度だという。これを話し言葉から文章に加工するなどの作業が加わると内容に応じて単価も上がるという。仕事は出版社や企業のほか、SOHOエージェントや、テープ起こしの専門会社などから発注されるケースが多いとか。

 講座は「ゼロから学ぶテープ起こし-パソ友 在宅ワーク講座 ドリル付き!」(主婦の友社)をテキストとして使用。同書の著者、山岸里美さんを講師に迎え、実際にパソコンを使った操作やゲームを交えながら行われた。受講生からは「1日講座だけど充実した内容」「『どう始めたら良いか』という状況から一転、なすべきことが見えきた」「上級編も企画してほしい」などの感想が集まった。

 次回の開催は3月6日で、会場は「らぷらす」。費用は9,800円。テキストを持っている人は、講習料(8,140円)のみで受講できる。
フラウネッツ財団法人日本SOHO協会

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