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「下北沢映画祭」今年も 4会場で詩人・音楽家・俳優・漫画家のトークも

Aプログラム「ディスタンス」

Aプログラム「ディスタンス」

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 劇映画以外の幅広い「映画」に加え、音楽や演劇、ファッション、グルメなどの下北沢文化も取り込んだ「下北沢映画祭」が10月7日~9日の3日間にわたり、開催される。

Eプログラム「猿芝居』

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 9回目となる今回は下北沢唯一の映画館である下北沢トリウッドに加え、空間リバティ、ライブハウス近松、ギャラリーHIBOU HIBOUの4会場で開催。

 上映プログラムはテーマごとに5種類。Aプログラム「わたしとあなたの『ディスタンス』」では、岡本まな監督がばらばらに暮らす自身の家族との関係を、カメラを通して描いたセルフドキュメンタリー映画「ディスタンス」の上映と、岡本監督や詩人の文月悠光さん、音楽家の柴田聡子さんによるトークを行う。

 シネコンや配信サービス実の一方、街の映画館が姿を消している現状をテーマにしたBプログラム「スクリーンで映画と出逢う世界」では、映画館の閉鎖を劇場スタッフの目を通じて描いたウルグアイ映画「映画よ、さようなら」を上映。映画好き俳優の中島歩さん、シネコヤの竹中翔子さん、キノ・イグルーの有坂累さんが、これからの映画体験を考えるトークも同時に開く。

 Cプログラムでは「映画とラップの過去・現在・未来」と題し、ヒップホップカルチャーを世界に広めるきっかけになった映画「WILD STYLE」を、現在活躍中のアーティスト「雲のすみか」と「maco marets」のライブとともに上映し、「文科系のためのヒップホップ入門」の著者・長谷川町蔵さんとともにトークを行う。

 Dプログラム「タナカカツキと“ととのう”会」は、漫画家で映像作家、その他多数の肩書を持つタナカさんが、短編アニメーション作家で漫画家のひらのりょうさんと行う映像上映とトークセッション。

 メインプログラムでもある、一般公募から選ばれた作品を上映するEプログラム「第9回下北沢映画祭コンペティション」にはゲスト審査員に今泉力哉監督が参加し、自身が第2回下北沢映画祭で準グランプリを受賞した「最低」や、同じく今泉監督による乃木坂46個人PVの無料上映も行われる。

 同映画祭実行委員会企画本部長の松岡宏起さんは「今年の下北沢映画祭は『Light Up Cinema! 映画を照らせ』というテーマを掲げ、自分たちの原点である『映画を盛り上げること』に回帰し、下北沢映画祭なりの視点で企画を立ち上げている」と意気込む。

 各プログラムの入場料や時間、会場の詳細はホームページで確認できる。

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