下北沢でロシア式演劇「レパートリーシステム」を取り入れた舞台

第3回公演「こころの調律」より

第3回公演「こころの調律」より

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 ロシア式演劇「レパートリーシステム」を取り入れた、劇団「東京ノーヴイ・レパートリーシアター」の公演「こころの調律」が、ミニシアターKYO(世田谷区北沢2、TEL:03-3414-8891)で11月4日に開幕した。

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 レパートリーシステムは、ロシアでは100年以上続けられてきた公演スタイル。冬から春にかけて複数の作品を日替わり、回替わりで繰り返すのが特徴。毎回異なるキャストと作品を楽しむことができるのが特徴。

 同劇団はロシア式演劇の演出家、レオニード・アニシモフさんに俳優教育を受けていた日本の3つの劇団、劇団 京、ペレジヴァーニエ・アートシアター、スタジオ・ソンツェが結集したもので、今回が3回目の公演。

 ノーヴイは日本語で「新しい」を意味する。同劇団の名前には「下北沢で新しい芸術的な演劇を行いたい」という願いがこめられているという。

 本公演では、52名のキャストがロシア古典演劇「桜の園」や、「どん底で」のほか、日本の伝統芸能である近松門左衛門の「曾根崎心中」など、全6作品を上演。来年6月には韓国公演も控えており、今後は本場のロシアや姉妹劇団のあるアメリカ・シアトルでも公演を行う予定。

 劇団 京の浜中代表は「様々な演目を楽しんで、観客の生活に音楽のように演劇を取り入れてもらうのが理想。公演期間が長いので何度も見に来てほしい」と話している。

 公演は2006年11月4日~2007年6月8日の毎週木曜・金曜、12時30分~と18時30分~の1日2回行われる。チケットは、前売り=3,500円、当日=3,800円ほか。

東京ノーヴイ・レパートリーシアター

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