NPOマザーリンク・ジャパン(世田谷区代沢5、TEL 03-6805-5827)は現在、東日本大震災の被災地の復興支援バザーで販売する喪服の提供を呼び掛けている。
同NPOはこれまで被災地支援として「入学式衣類支援プロジェクト」などを行っていたが、活動を通して被災者から「喪服を津波などで失って困っている」という声を頻繁に聞いたという。代表の寝占(ねじめ)理絵さんは「大切な方を震災で失い、しっかりした服装で葬儀に参列したいという声が多い。中には喪服がなかったため出席を諦めたという人もいる」と話す。
被災者に対して無料ではなく有償で提供する理由としては、「自分で商品を選び、購入することで元気になる人がいる」という思いもある。売り上げはガソリン代や義援金などに利用するほか、一部を被災者による有償ボランティアの人件費に充てる方針。
現在、男女とも小さいサイズの喪服が多く集まっており、「できるだけ平均より大きめのサイズを提供していただければ」(寝占さん)とも。
送り先などの詳しい情報はホームページで確認できる。6月10日午前必着。