下北沢にスパイス料理専門店「ヒシモ」-老舗クリーニング店が業態転換

唐辛子をモチーフにした帽子をかぶる菱川さん

唐辛子をモチーフにした帽子をかぶる菱川さん

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 下北沢北口の一番街商店街に7月1日、スパイス料理専門店「hishimo(ヒシモ)」(世田谷区北沢3、TEL 03-6324-5077)がオープンした。

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 世界各国のスパイスを使った料理とオリジナルのアルコールメニューなどを提供する同店。元人材系企業の会社員で、パクチー料理専門店「パクチーハウス東京」(経堂1)に約2年間勤務していた菱川宏記さん(30)が、親族が経営していたクリーニング店「フランス社」を改装し、業態を変える形で独立開業した。料理長は「パクチーハウス東京」で調理を担当していた山下宏さんが務める。店舗面積は9.5坪。席数はカウンター7席、テーブル席はロフト席を含む15席。

 フランス社の創業は1923(大正12)年で、菱川さんは「業態違いの3代目」。学生時代から時間を見つけてアジアを中心に旅をしてきたという菱川さんは「自分の店を持ちたかったので、親族の引退を機に名乗りを上げた。下北沢では大手企業がやっていないようなことをやる必要があると考え、旅やこれまでの仕事の経験を生かせる業態での開業を決めた」と話す。

 フードメニューは、刺激的な辛味が特徴的な唐辛子「プリッキーニ」や、エスニック料理の香辛料として知られるコブミカンの葉っぱ「バイマックル」を使用したタイ風のさつま揚げ「トートマンプラー」(350円)、「自家製イベリコ豚・スパイス&ハーブ薫製ベーコン」(500円)、オリジナルのクレイジーソルトを使って焼き上げる「ラム肉串焼き」(600円)などを提供。ドリンクメニューは、シナモンスティック、バニラビーンズ、島唐辛子、八角などのスパイスを使った各種「スパイ酒」、アジアや中東など世界20カ国以上の「ビール」(以上500円~)をそろえる。

 同店では貸し切り予約時、店舗裏手にある「Shimokitazawa Base」と題した約5坪の部屋を開放する。「個室パーティーだけでなく、さまざまな使い方ができるので気軽に相談してほしい」と菱川さん。

 営業時間は18時~翌2時。

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