下北沢一番街商店街振興組合は本年度より、活動交流拠点の整備などを行う「しもきた・オープンイノベーションタウン事業」に取り組んでいる。
同事業は経済産業省による商店街活性化事業計画の補助金を活用して実施するもの。本年度からの5カ年計画で、「既存店舗の魅力アップ」「地域イノベーション」などの事業を展開し、商店街の活性化を目指す。
本年度は同組合事務所(世田谷区北沢2)1階の一部と2階を改装し、活動交流拠点として整備するほか、地元住民や親子が芸術、音楽、文化を学ぶ「寺小屋 感性いちばん塾」、全国の物産品を試験販売する「しもきたフレッシュ市」、お笑い、音楽、美術、文化に秀でた人材を発掘し、ステージイベントなどを行う「お宝人材発掘」を実施予定。本年度以降は下北沢で起業したい人を誘致する「トライアル店舗の整備」や、商店街の案内や情報提供を行う「しもきたコンシェルジュ」の設置を進める方針。
同組合の担当者は「下北沢が持っている地域資源や集客力を生かし、産業や人材の育成を目指す。活性化事業を進め、さらに下北沢を盛り上げていきたい」と話す。
18日には同事業のオープニングイベントも開催。テープカットのセレモニーや、ものまねタレントのダンシング谷村さんらが出演するステージを予定する。イベント開始は13時。