下北沢を舞台に参加形映画祭の実現を目指す「下北沢映画祭」実行委員会は5月20日、映画祭に参加したい映画制作者や出演者、地域住民に向けた説明会を、北沢タウンホール(世田谷区北沢2、TEL 03-5487-8006)で行う。時間は14時~と18時~の2回。
同映画祭は、「下北沢を愛する人が、下北沢のために、下北沢を舞台に」をコンセプトに、映画、演劇、ファッションなどに代表される下北沢カルチャーの魅力を発信することを目指した映画祭。発起人は、元漫画家で映画監督の高遠瑛さん。「映像表現は特別な人だけのものではない」(高遠さん)という考えのもと、映画製作の過程もイベントの一部ととらえた「参加型」である点が特徴。
映画監督などのゲスト講師を招いた映像ワークショップの開催も予定しており、下北沢に集まるカルチャーに敏感な若者層はもちろん、地域の子どもから団塊の世代、年配者まで、幅広い年齢層の参加を呼びかけている。現在実行委員は15人ほどで、メーン会場となる北沢タウンホールやシネマアートン下北沢も企画・運営をサポートする。
来年5月の「本祭」開催に向けて、今年9月8日、9日にプレイベントを行う。現在、下北沢の魅力を伝える3分以内のショートフィルム作品を募集中しており、プレイベントでコンペティションも開催。高遠さんは「映像表現は特別な人だけのものではない。撮りたい人、出演したい人、アイデアを出したい人、どんなものか覗いてみようという人、いろいろな人に気軽に参加してほしい」と意気込みを見せている。