下北沢南口の「本屋B&B」(世田谷区北沢2、TEL 03-6450-8272)で12月9日、老舗ジャズバー「レディ・ジェーン」(代沢5)のオーナーで音楽プロデューサーの大木雄高さんと脚本家・作家の筒井ともみさんによるトークショー「下北沢物語」が開催される。
「レディ・ジェーン」は1975(昭和50)年にオープン。松田優作さん、荒木経惟さん、池澤夏樹さん、黒田征太郎さん、原田芳雄さん、石田えりさんなど著名人に愛されたジャズバーとして知られている。筒井さんは映画「失楽園」や向田邦子さん原作の映画「阿修羅のごとく」などの脚本を多数手掛け、今年6月には小説「旅する女」(講談社)を出版した。筒井さんも「レディ・ジェーン」の常連という。
トークショーは連続企画として開催し、今回が1回目。当日は下北沢について話すほか、筒井さんが脚本を書いた映画「それから」の主演・松田優作さんとのエピソードなどについて語る。
大木さんは「下北沢はもともと文士や俳優、映画監督などがたくさん集まり、そういう人から滋養をもらって文化的な地場を育んだ街。古株なりにさまざまな話を拾って皆さんにお伝えしたい。今後も下北沢に縁がある人を呼んで、トークショーを開いていければ」と話す。
開催時間は19時~21時。料金は1,500円(1ドリンク別)。