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下北沢の本屋B&Bで「作家のなり方講座」-「覆面」作家も登場

「洛中洛外画狂伝」で作家デビューした谷津矢車さん(左)

「洛中洛外画狂伝」で作家デビューした谷津矢車さん(左)

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 下北沢南口の「本屋B&B」(世田谷区北沢2、TEL 03-6450-8272)で6月18日、「第1回本にしたい大賞締め切り直前! まだ間に合う! “未来の作家さん、いらっしゃ~い!”ナイト」が開催された。

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 同イベントは、学研パブリッシングのウェブサイト「ほんちゅ!」が主催し、全国の書店員が選ぶ「第1回本にしたい大賞」のプレイベント。第1部では、同社教養実用出版事業室の山本尚幸編集長が、「本にしたい大賞」の概要や「作家のなり方」を説明。プレゼンテーション資料に手書きのメッセージを添えるなど、「もし今、作品を持っている方がいましたら、今晩さっそく私自身が読ませていただきます」と意気込みを伝えた。

 続く第2部では、学研主催の「第18回歴史群像大賞優秀賞」を受賞し、今年3月に「洛中洛外画狂伝」で作家デビューした谷津矢車さんと担当編集者が登壇。サラリーマンとして二足のわらじを履く谷津さんは顔出しNGのためマスク姿で登場し、作家になるまでの経歴や、編集者と作品を二人三脚で作り上げた様子を紹介した。

 質疑応答では、「いつ顔を出す(専業作家になる)んですか?」という質問を受け、その場でマスクを脱ごうとしたり、将来について聞かれ、「やはりリングを制覇することです」と答えたりするなど、サービス精神旺盛な一面を見せた。

 途中、文芸投稿サイトを通じてデビュー前から谷津さんと交流していた男性が参加していたことが明らかになるサプライズも。男性は「直接会ったのは初めてだが、いつもと違うキャラだった(笑)」と苦笑いしながらも、「プロとしての姿や仕事の様子も知ることができて面白かった」と話していた。

 「本にしたい大賞」では、個性豊かなキャラクターが活躍するエンターテインメント小説を募集。2度にわたる全国書店員による投票で来年5月に大賞を決定し、受賞作は同社より出版される。申し込み締め切りは7月1日。

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