下北沢駅南口の単館映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で8月18日より、「お金」を取り巻く価値観を題材にした映画「プライスタグ」が公開される。
同作品のテーマは「お金」。中学生の主人公が、生活のためにお金を切り詰めながらも「幸せ」な暮らしする姉夫妻や、ある目的のために違法な手段で高額なお金を生み出している同級生らと触れ合う中で、お金の本来の重要性を実感し、幸せの価値観を見つけていく姿が描かれる。
監督は本作が2作目となる友野祐介監督。前作「夢のほとり」に続いて、同劇場では2年ぶりのロードショーとなった。友野監督は、2005年6月に前作を公開した際にトリウッド代表で本作のプロデューサも務める大槻貴宏さんと知り合い、夢とお金の関係についてさまざまな話をする中で、本作のテーマを思い付いたという。
「生きるために必要不可欠ながら、『金儲け』にまつわるよくないイメージが先行する中で、お金について正面から語る機会があまりないのでは」(大槻さん)という思いから、8月6日には親子を対象にした試写会とディスカッションも開催する。開催時間は、映画上映=13時30分~、ディスカッション=14時30分~。入場無料。
同劇場スタッフの大川さんは「主人公と同世代の人はもちろん、お金や幸せの価値観を子どもたちに教える立場にある大人の方にも見に来てほしい」と話す。料金は、一般=1,200円、学生・シニア=1,000円。上映時間は60分。