笹塚の酒店「和酒の店 藤小西」(世田谷区北沢5、TEL 03-3466-5305)が2月14日、「下北澤ビール」を発売する。
1950(昭和25)年創業の同店。現在の店主を務める2代目の石田藤男さんは、北沢周辺で生まれ育った。開発のきっかけは下北沢一番街商店街振興組合が今年1月27日締切りで募集したシモキタオープンイノベーションのプロジェクト。下北沢ならではの商品開発を募集する「シモキタブランドコンテスト」を目にし、「地元の人間として下北沢を盛り上げるために何かしたい」と応募した。 約10カ月かけて工場などに交渉を行い、ビールを開発したという。
製造は地ビールなどを手掛ける「寒菊名醸」(千葉県山武市)。原材料の50%以上を小麦が占め、苦みが少ないのが特徴のヴァイツェンタイプ。「フレッシュなのど越しなので、若者が多く活気あふれる下北沢のイメージにぴったり。乾杯の1杯目に選んでもらいたい」と石田さん。同店では販売せず、下北沢周辺の飲食店やイベントのみで扱う。330ミリリットルの瓶ビールで780円を予定する。
「A Sign Bar 2号店」(北沢2)で2月14日に行われる同商品がタイアップした音楽イベント「Shimokitazawa Beer Presents Saito Yusuke’s A Sign a Go!Go! Vol.3」では、1杯目のドリンクとして無料で提供する。販売予定の店舗は、バー「ZAJI」(北沢5)、居酒屋「あおもり」(北沢3)、「炉ばた」(代沢5)など。「今後はフェイスブックページを立ち上げ、取扱店舗の一覧を掲載していく。このビールを通じたネットワークを巻き起こしたい」と話題作りを狙う。