下北沢南口のタイ料理店「ティッチャイ」(世田谷区代沢5、TEL 03-3411-0141)の看板料理「ガイヤーン」に主題歌ができた。タイトルは「下北ガイヤーンマンボ」。
昨年6月にオープンした同店のオーナーは、吉祥寺出身の哲也さん、みゆきさん夫妻。以前も飲食店に勤め、別のタイ料理店でも料理を学んだという2人の味付けや気さくな雰囲気が人気を呼び、開店7カ月にしてすでに常連客も多いという。
名物の「ガイヤーン」(420円)はタイの伝統的な料理で、鳥を炭火で焼いたもの。日本では炭火を使わずに焼く店が多いが、同店では炭火を使い注文を受けてから焼き始める。常連客からは「特製のたれがしっかりしみこんでいておいしい」と評判で、一度に4本食べた女性もいるという。「ガイヤーン」は夜だけのメニュー。
「下北ガイヤーンマンボ」が生まれたきっかけは、みゆきさんが「ガイヤーンのおいしさを伝えるために、ガイヤーンの歌を作ってください」と冗談めかして客に話したことから。常連客の一人がシンガーソングライターの「サボテン」こと高水春菜さんを紹介し、主題歌制作が実現した。覚えやすいメロディーと「踊れ下北ガイヤーンマンボ、かぶりついちゃってどうぞ」という明るい歌詞が特徴だ。昨年12月末に店内で行われたライブで初披露された。
オーナーの2人は「オープンしてからお店を通じてたくさんの仲間ができたことがうれしい。店の名前はタイ語で『好きになる』『やみつきになる』という意味だが、これからもっとたくさんの人をやみつきにしていけるような店になれば」(みゆきさん)、「『下北ガイヤーンマンボ』はもちろん、いろいろなライブを定期的に行うことも検討中。店を気に入ってくれた方で、ライブをやりたい方がいればぜひ連絡を」(哲也さん)と話している。
営業時間は平日12時~14時30分、17時~24時ほか。月曜定休(祝日の場合、翌火曜休み)。「下北ガイヤーンマンボ」は同店ウェブサイト上の動画でも見ることができる。
ティッチャイ(ブログ)
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