下北沢のライブハウス「下北沢ロフト」(世田谷区代沢5、TEL 03-3412-6990)で5月10日、ギターの生演奏の中で書道家・亮太さんが「パフォーマンス書道」を行う。
「パフォーマンス書道」とは、音楽などに合わせて即興で書道を行うもので、今回は「下北沢ジュークボックスVOL.2」と題したライブ中に行われる。同ライブでは、ギタリストの裕太郎さんが「戦場のメリークリスマス」を演奏する中、亮太さんが「ひとつの物語」をテーマに書道を行う。ライブハウスを回っている時に祐太郎さんがギター演奏した「戦場のメリークリスマス」を聴き、「この曲を聴きながら書きたいと思い、僕の方から(裕太郎さんに)声をかけた」(亮太さん)という。
亮太さんは東京・埼玉の路上で詩を書いている書道家。「あなたのお好きな言葉を書きます」「テーマを言っていただければそれについて言葉を書きます」という看板を立て、客の要望を聞いて作品を書くほか、自作を路上で展示・販売している。独学で書道を始めたのは20歳の時で、それまでは筆に触ったこともなかったという。京都の路上で活動を続けるうち「書くこと」の魅力にとりつかれ、書道家に専念することを決めた。22歳の時、関東で就職が決まったのを機に上京し、現在は関東を中心に活動。上京後、「365日の言葉」として毎日ブログを更新する活動が注目を集め、現在は書道家に専念している。
当日のライブについて、亮太さんは「下北沢は上京して最初に行った思い入れのある街。音楽を聴く場所であるライブハウスで書道を見る新しさを感じてもらいたい」と話す。
開演時間は18時30分。チケットは2,000円。同ライブには亮太さんのほか6組のアーティストが出演する。