11月8日に「下北沢南口」でCDデビューした甲斐名都(かい・なつ)さんが同11日、下北沢の街をジャックするライブイベントを行った。
甲斐さんは2005年にインディーズデビュー。「甲斐バンド」の甲斐よしひろさんの次女であることを伏せながら地元・下北沢を中心に路上ライブなどの活動を実施。店頭ライブでも300人を集めるまでに成長し、同CDでメジャーデビューを果たした。
同CDの発売を記念して行われた今回のイベント。CD発売の数日前からは下北沢南口の街頭フラッグや小田急線車内の中吊り広告は、ほぼ甲斐さんのリリース一色に。また同商店街の街頭スピーカーでCDを流したり、店頭のテレビで甲斐さんの出演VTRを放映するなど、街を上げての応援も各所で展開、街中が「甲斐名都色」に染まった。
生まれ育った下北沢について甲斐さんは「この街は一筋縄でいかない。来る度に印象が違うからいつも新鮮なパワーを与えてくれる。好きにしていいよって街が言ってくれるから安心します、本当に」とコメント。
当日は甲斐さん自身もチラシを配るなどして、道行く人に積極的にアプローチ。ファーストキッチンやグルメシティの前で行われたライブイベントでは、キーボードの弾き語りで、デビュー曲やインディーズ時代の人気曲など4曲を披露した。雨天にも関わらず集まった約500人の観衆は、その透き通るような歌声に耳を傾けていた。