衣服造形家らが「衣」の原点探るプロジェクト-三軒茶屋で報告展

これまでに行われたプロジェクトの様子

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 三軒茶屋のキャロットタワー(世田谷区太子堂4)内の「生活工房ギャラリー」(TEL 03-5432-1543)で3月8日より、「眞田岳彦セタガヤーンプロジェクト’09 VOL.2『棉の庭』」展が開催される。

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 眞田さんは東京都生まれの衣服造形家。植物などを使った立体作品を制作する傍ら、さまざまな地域に暮らす人とともにワークショップなどを手がけている。同展は、「心の豊かさ」をテーマとし、「衣」の原点を探る3年間のプロジェクトの2年目の報告展となる。会場内には「綿」や「糸」にちなんださまざまなコーナーを設ける。

「糸の森展 2008-2009の栽培から」コーナーでは、世田谷区内の中学生・小学生やボランティアとともに苗木から棉を栽培・収穫し、紡いだ糸約600本を展示。「NIPPON Cotton Exhibition(日本棉業博覧会)」コーナーでは、日本各地の綿・棉の文化や産業について紹介する。その他、眞田さんが主宰する「Sanada Studio」がデザインした紙製糸紡ぎ車(スピンドル)や、デザイン塾「眞田塾」によるオリジナル糸紡ぎ車作品の展示も。

 生活工房の黛和晃さんは「小学1年生から70代までの方々が参加している。糸にも紡ぎ方により、それぞれ個性がある」と見どころを話す。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。3月22日まで。15日・20日はワークショップ「糸の森をつくる授業」を開催。参加申し込みは10日必着。

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