下北沢南口に5月1日、手作り靴教室「ishimaru shoe factory 石丸靴工房」(世田谷区代沢4、TEL 03-6450-8338)がオープンした。
靴職人として同教室を運営し講師を務めるのは石丸奈央人さん。石丸さんは1995年に上京。その後フリーライターやセレクトショップのバイヤーなどを経て、2007年に靴作りの専門校「モゲワークショップ」の専修課程で靴作りを学んだ。その後、オーダーメードで靴作りを行っていたが、知人からの「靴の作り方を教えてほしい」という声に応えるうちに「人に教えて喜ばれることの楽しさを知った」という。昨年、同校の先輩で、下北沢で靴教室「関口善大靴工房」(代沢5)を運営する関口さんに師事したことを機に、自身も手作り靴教室を開くことを決意した。
石丸さんは、上京以来現在まで下北沢周辺に在住。教室は自宅マンションの一室を利用する。1人の生徒につき1回3時間、月に4回の教室を予定。一回の教室に参加できるのは3人まで。個人差はあるが、完成までにかかる時間は3~4カ月程度だという。石丸さんは教室を運営しながら、オーダーメード靴の製作も続けていく。
石丸さんは「『靴作りって面白い』――そんな単純な気持ちを皆さまに伝えていきたい。自分で作った靴を履いて旅に出たり、10年、20年と同じ靴を履き続けたり…。そんな、靴と皆さんとのかかわりを共有していきたい」と笑顔を見せる。
入会金は2万1,000円で、月謝は1万500円(材料費別)。開講時間は、火曜~金曜=10時~13時、14時~17時、18時~21時。土曜=10時~13時、14時~17時。日曜・月曜定休。