下北沢西口に9月11日、コワーキングスペース(共働空間)を提供するカフェ「下北沢オープンソースCafe」(世田谷区代田6、TEL 090-6113-5196)がオープンした。
店舗面積は約11坪で、席数は20席。各席でWi-Fiや電源を使えるため、ノートパソコンなどを持ち込んで仕事をすることができる。料金は1日1,000円(ワンドリンク付き)。エスプレッソ、コーヒー、紅茶、オレンジジュースなど追加のドリンク類は500円。
店長は、IT関係のデザインやプログラミングを手掛ける河村奨さん。今年3月に同店のある場所にオフィスを構えた。経堂の「PAX Coworking」(経堂1)に足を運んだことをきっかけにコワーキングスペースに興味を持ち、あらかじめカフェ風にオフィスを設計。まずは知人たちにオフィスを開放し、9月11日にカフェとして正式にオープンした。
コワーキングスペースはアメリカなど世界中で増えており、最近では日本でも調布や渋谷、六本木など東京を中心に広がりを見せている。現在、同店を利用している客層はフリーランスや特定のオフィスを持たないノマドワーカーのほか、一般の会社員や学生など。店内には、IT関連の書籍など400冊をそろえた「図書館」も設けた。誰に何を貸し出したかをフェイスブック上で共有しているため、客同士のコミュニケーションのきっかけになっているという。
河村さんは「イベントや勉強会も開催している。業種の枠を超えてさまざまな人が同じ空間で仕事をし、交流することで新しい仕事の種や情報を得られる場にしたい」と話す。
営業時間は10時~20時。金曜定休(イベント開催日は営業)。