下北沢の「シアター711」(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-9711)で10月19日から、「劇団東京フェスティバル」の公演「スフィンクスと諭吉~消えちゃった?!100歳~」が行われる。
「世界陸上」(TBS系列)や「JAM THE WORLD」(J-WAVE)などの放送作家でもあるきたむらけんじさんが主宰する同劇団。劇団の特徴について、きたむらさんは「皆さまが関心のある社会的な題材をシンプルにリアルに描き、大人の方に楽しんでもらえる演劇」と話す。
今回の公演は、今年の夏に話題となった高齢者の所在不明問題をモチーフとしたコメディー。とある市役所の市民課戸籍係に大臣が視察にやって来ることになったところから始まる。きたむらさんは「自分の知らないところで、自分のことを誰かが語っているかもしれないという恐怖をコメディーとして楽しんでいただきたい」と意欲をみせる。
演劇の魅力については、「例えば、時代背景を真摯(しんし)な気持ちで描くために必要な放送禁止用語が使えるのは演劇ならでは」と話す。下北沢の街について、「何歳の人にとっても、同じに見える年を取らない街だと思う。だから、成長したいと思っている人には危険な街かもしれない」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,500円、当日=3,800円。今月24日まで。