下北沢駅の「路上パフォーマー」たちが話題を集めている。

　弾き語りをしたり、自作のイラストを展示したりと思い思いのパフォーマンスを行う路上パフォーマー。中でもひときわ異彩を放ち、地元の若者を中心に人気を集めている路上パフォーマーが「マンドク屋」の東方力丸さんだ。

　東方力丸さんは下北沢駅の南口広場で土曜日の夜22時以降、道行く若者を集め漫画を朗読するというパフォーマンスを行い、聴衆の感心を集めている。力丸さんの朗読の特長は、度肝を抜くほどハイテンションな読書スタイル。人通りの多い日には100人近いお客さんを集め「北斗の拳」を情感たっぷりに読み上げた。漫画を読むというパフォーマンスは10年ほど前から、下北沢の路上で活動を始めてからは4年になるという。

「昔は渋谷でパフォーマンスを行っていたけど下北沢に移ってきた。最初は街のこぢんまりとした雰囲気が嫌いだったが、パフォーマンスをしている間に印象が変わった。お客さんの反響が一番良い街」（東方力丸さん）

　最近ではテレビ番組に出演したり、新宿ロフトプラスワンのイベントに出演したりと地元にとどまらない活動を行っている。目指すところは「個性派俳優の竹中直人さんのようなちょっとキッチュな存在」だという。

東方力丸オフィシャルサイト