下北沢の2つの劇場で2月、劇団「散歩道楽」の公演「サンポジウム2011」が行われる。劇場「楽園」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0903)では2月8日~20日、「劇」(北沢2、TEL 03-3466-0020)では16日~27日。
同劇団は1998年、主宰する太田善也さんが自作の戯曲を上演するためにユニットとして旗揚げ。演劇養成所の卒業生を中心に2001年に劇団化した。劇団の特徴について、制作のいしいせつこさんは「太田の描き出す笑いの中に湿った空気と悪意のある作風が特徴」と紹介する。
「楽園」では、スイミングスクールの更衣室を舞台に、水着姿の2人の女とハンサムな水泳コーチをめぐる物語を描く「グラマラスなロージー」など6本を上演。「劇」小劇場では、石神井にある六畳一間の風呂なしアパートを舞台としたメロドラマ「石神井ポルカ」の昭和編と平成編の2本を日替わりで上演する。
計8本の新作について、いしいさんは「たくさん見ていただきたいので、値段を抑え、セット券や回数券も用意した。ランチコースを選ぶように、お好きな作品をチョイスして楽しんでもらえたら」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。「楽園」で上演する作品の入場料は、前売り・当日共に=2,500円。「劇」小劇場で上演する作品の入場料は、前売り・当日共に3,500円。セット券は劇団サイトで販売する。