下北沢南口の「駅前劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3414-0019)で、5月20日から、劇団「らくだ工務店」の第20回公演「戦争にはいきたくない。~あるネジ工場の景色~」が行われる。
同劇団は、テレビドラマ「中学生日記」の脚本家としても活躍する石曽根有也さんを中心に1999年に結成。劇団の特徴について、石曽さんは「圧倒的なリアリティーを大事にしている。派手な演出効果はないが、ワンシチュエーションの空間で交わされる日常会話に登場人物の苦悩や笑いを表現している」と話す。
同公演は2007年に上演した作品の再演。下町のねじ工場を舞台に、戦争の影を背負って生きる人々を描く。見どころについて、石曽さんは「初演時に大好評を得た作品の再演だが、新たに加えたシーンもあり、初演を見た方も楽しめる。河相我聞さん、映画『サイタマのラッパー』で主役を演じた駒木根隆介さんら豪華出演陣にも期待してほしい」と意欲をみせる。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,500円、当日=3,800円。チケットは各種プレイガイドで発売中。