下北沢の小劇場「劇」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0020)で6月15日から、演劇ユニット「SPIRAL MOON」の第24回公演「惑星のピクニック」が行われる。
同ユニットは、主宰の秋葉舞滝子さんが「人生経験豊かな大人の鑑賞に堪え得る芝居を作ろう」と1997年に設立。秋葉さんが演出を担当し、公演ごとに役者をキャスティングするというスタイルで上演を重ねて来た。2005年には動員1000人を達成し、ユニットとして出場した「第6回愛知県芸術劇場演劇フェスティバル」ではグランプリを受賞した。
同公演は、作家の乾緑郎さんが脚本を担当する。乾さんは2010年に「完全なる首長竜の日」で 第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したことでも話題となった。「惑星のピクニック」は、レイ・ブラッドベリ作のSF小説「火星年代記」へのオマージュ作品で、惑星の雑貨店を舞台に描かれるファンタジー。秋葉さんは「劇場で役者たちが息づく時間を共有してほしい」と話す。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,500円、当日=3,800円。チケットは劇団公式サイトで発売中。