下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で10月8日から、アニメ作家、新海誠監督の全作品が上映される。
新海監督は、心の機微を描く繊細な表現力と緻密な情景描写に定評があるアニメ作家。2002年に発表した自主制作アニメ「ほしのこえ」で「新世紀東京国際アニメフェア21」公募部門の優秀賞、劇場長編作品「雲のむこう、約束の場所」では「毎日映画コンクールアニメーション映画賞」を受賞している。
今回の企画では、最新作の「星を追う子ども」に加え、2001年から現在までの10年間に劇場公開された「彼女と彼女の猫」「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」の全5作品を上映。新海監督の初期作品から上映を行っている同館の田村唯さんは、「10年間見続けてくれた方へのお礼と、新作で初めて監督を知った方へのプレゼントのような気持ちで企画した。作品をまとめて見られる良い機会なので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。
全作品鑑賞券は、一般=3,600円、学生・シニア=2,600円。旧作4本券は、一般=2,000円、学生・シニア=1,500円。単体作品の料金とタイムスケジュールは、サイトで確認できる。火曜休館。上映は同28日まで。