下北沢の「本多劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-0030)で2月16日から、劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」の第16回公演「ベルが鳴る前に」が行われる。
同劇団は2000年に劇作家の倉持裕さんが設立した個人ユニットを元に、2002年に結成。同公演は、2010年の「謝罪の罪」以来、約2年ぶりの本公演となる。葬儀会場や疾走するワゴンなどで繰り広げられる4つの物語をオムニバス形式で展開するファンタジー作品。見どころについて、倉持さんは「4つの物語を、からくり箱のようなセットの上で見せる。およそ現実では体験できない、ファンタジックなシチュエーションを楽しんでもらいたい」と話す。
役者はオーディションで選んだ11人のほか、ゲストとして奥菜恵さんが出演。役どころは「葬儀会場に放置された謎の機械を見張る女性」という。「葬儀の邪魔になる、と苦情を言う村人たちをあの手この手で追い返す、まるで会話の百人組手を楽しんでもらいたい」(倉持さん)。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。公演は2月22日まで。入場料は、前売り=5,000円。当日=5,300円。チケットは各種プレイガイドで販売中。