芦花公園南口の世田谷文学館(世田谷区南烏山1、TEL 03-5374-9111)で4月28日から、「地上最大の手塚治虫展」が開催される。
漫画家・手塚治虫の自筆原画や愛用品、関連資料などを約350点展示する同展。「手塚治虫のストーリー漫画とは何か」をテーマに、「ブラック・ジャック」の「二つの愛」第1話を全て原画で公開するほか、キャラクターを複数の作品に登場させる手塚の「スターシステム」を、手塚自筆の「スター名鑑」のスライドショーなどで解説する。展示タイトルは、「鉄腕アトム」に登場するエピソードの一つ「地上最大のロボット」に由来する。
関連イベントとして、手塚プロダクション著作権事務局局長・清水義裕さんによるトークイベントや、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」などのアニメ上映会、ワークショップ「アシスタント体験」「ソーマトロープ体験」なども予定。スケジュールは同館ホームページで確認できる。
「手塚漫画はこれからの時代を生き抜く際に、手元に置くべき一つの文学。手塚治虫が作品の未来を託した読者にとって、今回の展示がこれからを生きる力につながるものになれば」と同館広報担当者。
開館時間は10時~18時。月曜休館。料金は一般800円ほか。7月1日まで。