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下北沢にミニ酒場「あがせ」-青森出身の女性2人が地元の魅力を発信

島野さん(左)と河野さん。2月の営業日は節分の日だったため、鬼のコスチュームを着て営業した

島野さん(左)と河野さん。2月の営業日は節分の日だったため、鬼のコスチュームを着て営業した

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 下北沢南口に1月6日、青森出身の女性2人が運営するミニ酒場「あがせ」(世田谷区北沢2)がオープンした。

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 店舗面積は約3坪、席数は5席。ダイニングバー「h.a.p.p.y(ハッピー)」内で毎月第1日曜のみの限定店舗として営業する。

 2人は20代の島野温枝さんと河野晶子さん。島野さんは、下北半島にある佐井村で育ち、高校卒業後に短大進学のため上京した。2009年から写真展や下北半島弁で上演する演劇など、名前が同じ下北沢で下北半島をPRする取り組みを「下北軍」の名義で行っている。「昔は地元から出たくてたまらなかったが、都会に出て佐井村の良さに気付いた。数年前、無医村になったと聞き、どうにかして地元を盛り上げたいと思った」と島野さん。

 「あがせ」は継続的に情報発信する場としてオープン。メニューは毎回異なるが、「しょうが味噌(みそ)おでん」などの青森の家庭料理を700円前後で提供するほか、青森の地酒も用意。佐井村の広報誌など、青森の情報もそろえている。

 島野さんは「あがせは下北半島弁で家に寄っていってという意味。青森出身者や青森のことをもっと知りたい人たちに気軽に寄ってほしい」と話す。

 営業時間は12時~19時。次回の営業は3月3日。

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