津軽三味線奏者の大野敬正(おおのけいしょう)さんが6月19日、下北沢のライブハウス「440」(世田谷区代沢5、TEL 03-3422-9440)で公演「三味線魂!」を行う。
同公演は大野さんのメジャーデビューアルバムの発売を記念して行われるもので、下北沢のほか大阪と、出身地である新潟の3カ所で行われる。ライブはアルバム「三味線魂!~Shami Spirits~」(ビクターエンタテイメント、2007年4月発売)などに収録されているオリジナル曲のほか、カバー曲や三味線の古典曲などを演奏し、約1時間30分のステージを予定。
8歳から津軽三味線を始めた大野さんは「三味線の固定観念を打ち破りたい」という思いから2000年より大阪を拠点に活動を開始。コンテンポラリーダンサーや二胡奏者など異なるジャンルの表現者とも共演し、その独特の奏法や親しみやすいキャラクターで幅広い年齢層から支持を受けている。昨年には5都市7公演の全米ツアーを行い、来年1月にはフランス公演を行うなど、海外での評価も高い。
大野さんは「ライブハウスの多い下北沢という土地で、三味線の新しい表現を聴いてほしかった。三味線が若者にも身近な楽器になってほしいし、若者に伝わるようなステージにするつもり」と話している。
開演は19時。チケットは、前売り=3,000円ほか。