下北沢南口の「Cafe KICK(キック)」(世田谷区北沢2、TEL 03-6407-1688)で12月2日、口ひげで参加するイベント「MOVEMBER(モーべンバー)」が開催された。
主催はアイリッシュ・ウイスキー「ジェムソン」の販売を行うペルノ・リカール・ジャパン(文京区)。「モーベンバー」とは、口ひげを意味する英語のスラング「モー」と11月の「ノベンバー」を合わせた造語で、ひげをきっかけに前立腺がんなど男性特有のがんについて啓発することが目的。「11月は口ひげを生やそう」という呼びかけを元に始まり、欧米ではポピュラーなイベントという。
参加者は飲食店関係者やバーテンダーが中心。ブランドアンバサダーらによるジェムソンを使ったカクテルの紹介、「ベストひげ賞」の発表、ひげをそり落とす「断髭式」などが行われた。「ベストひげ賞」には同店のバーテンダー濱近友文さんが選ばれ、断髭式は同店店長の長谷部雅之さんらも参加した。
同社ではこれまで下北沢で数回イベントを行っている。ジェムソンブランドマネジャーのクリスティアン・エルンストさんはイベントを下北沢で行うことについて「下北沢はカルチャーに個性があるところがジェムソンのブランドイメージにぴったりだった。世界でも類を見ない個性があり、とても注目している。こんな街にジェムソンを好きになってほしいと思い、われわれも下北沢のコミュニティーを本気で応援しようと考えた」と話す。今後も下北沢に特化したイベントを企画中だという。