下北沢のバー「MOTHER(マザー)」(世田谷区代沢5、TEL 03-3421-9519)で英会話教室「Neil’s Place」が始まって約3カ月がたった。
同店は創業42年の老舗バー。店主の夫であるイギリス人のニール・ストーキーさんが、バー営業前の空き時間を使って英会話教室を開いている。
日本で32年間英会話講師を務めたニールさんは、生徒から「日本では英語を使う機会が少ない」という悩みを聞き、「もっと気軽に英語を使う場所をつくりたい」と考えたという。
同教室のコンセプトは「入会金なし、予約なし、遠慮なし、ドリンクあり、ケーキあり、雰囲気あり」。30分ごとに500円の料金がかかり、1ドリンクオーダー制。ニールさんが手作りしたテキストも用意する。「超初心者には自己紹介用のシート、文法を学ぶための100通りの例文集、会話のトピック帳もあるので、どんな人でも大丈夫。趣味や英会話を学ぶ目的を聞き出し、人によって教える内容も変えている。興味あることを英語で話すと面白いでしょ」とニールさん。
約3カ月が経過し、毎日1~2人のペースで1時間ほどの利用が中心。リピーターになる客も多く、これまで90人ほどを教えてきたという。
「英語の上達にはしょっちゅう英語を使うことが一番。そのために安い料金設定にしたので、30分だけでもちょこちょこ立ち寄ってもらえれば。英会話という共通の興味を持つ他の利用客と友達になるチャンスもあるし、そうなってくれるとうれしい」と笑顔で話す。
開催時間は13時~17時(バー営業は17時から)。木曜定休。