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約4年半を経て代田図書館が改装オープン-演劇、鉄道、民話の書籍拡充

3階の「読み物・調べものフロア」の様子と主査の石綿さん

3階の「読み物・調べものフロア」の様子と主査の石綿さん

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 新代田に4月7日、約4年半の改装工事を経て世田谷区立代田図書館(世田谷区代田6、TEL 03-3469-5638)の新館が開館した。

「おはなし会」を開くスペースも

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 同館は代田区民センター内に位置し、1975(昭和50)年1月24日に開館。改装工事のため2009年10月31日にいったん閉館した。同センター3、4階に当たり、床面積は旧館の約170坪から約268坪に拡大。所蔵数も約6万6000冊から約7万冊に増え、「これからさらに増やしていく予定」(早乙女晃館長)。同センターは、建物全体に車椅子の利用者や視覚障がい者などに配慮したユニバーサルデザインを取り入れている。閲覧席は大人用が25席、子ども用が6席。

 主査の石綿真人さんは所蔵本について、「どの図書館に行っても同じじゃつまらない。『演劇』と『ダイダラボッチ』が下北沢の地域資産だと考えたことから演劇関連の本の割合を多くし、民話コーナーも設置した。世田谷区で駅に最も近い図書館であることから、鉄道関連の本のコーナーも用意している」と話す。「ダイダラボッチ」は代田に伝わる巨人伝説で、守山小学校周辺(代田6)に足跡があると伝えられている。

 子ども向けの「おはなし会」や、子ども向けフリーペーパー「ダイタンのちびっ子読書検定」など定期的に開催されている催し物以外にも、「新館オープンを記念したイベントを企画している」と石綿さん。同センターの5、6階には児童センターがあり、「児童館と図書館が連動することで、地域の方の利用を増やせれば」とも。毎月第3木曜の10時30分から、首が据わった赤ちゃんから2歳くらいまでの幼児とその母親を対象に、赤ちゃん体操や手遊び、本の紹介などを行っていくことも予定しており、「母親同士の情報交換の場になれば」と五月女さん。

 開館時間は9時~19時(月曜・祝日は17時まで)。第2木曜休館。免許証や学生証などの身分証明書を提示すれば世田谷区民以外も利用できる。貸し出しは一度に5冊までで、期間は2週間。

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