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水産流通ベンチャーが梅ヶ丘に魚介専門店 「生産者からのバトンを渡す場に」

店舗入り口に立つ事業部統括の田中さん

店舗入り口に立つ事業部統括の田中さん

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 梅ヶ丘に10月1日、魚介専門店「sakana bacca(サカナバッカ) 梅ヶ丘店」(世田谷区梅丘1、TEL 03-6413-9510)がオープンした。

店内で販売する鮮魚

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 店舗面積は約20坪。経営は水産品の流通事業を扱うフーディソン(中央区)。同社は2013年設立。パソコンやスマホから翌日築地に入荷する魚の確認や発注ができる「魚(うお)ポチ」システムを開発し、飲食店との取引実績は2,000件を超えるという。昨年12月に1号店を武蔵小山にオープンし、梅ヶ丘店は4店舗目。同店は「2015年度グッドデザイン賞(ビジネスモデル)」も受賞している。

 鮮魚は産地または築地市場から仕入れ、品揃えや価格は漁獲状況によって変わる。取材当日は「北海道 サンマ」(1尾108円)、「長崎 キツネメバル」(同1,814円)「徳島 へダイ」(同410円)、「徳島 レンコダイ」(同734円)、「北海道 最高級天然ブリ」(1切777円)など約20種類を販売。このほか、「サーモンのオープンサンド」(432円)、「タラソテーのとろろ昆布ソース」(518円)、「お好みタコ揚げ」(248円)、「鶴醤」(462円)、「生成り」(514円)など店内で調理した魚料理や、練り物、調味料も販売する。

 事業部統括の田中章博さんは、前職であるテレビ番組のディレクターの仕事を通して漁業の危機を感じたという。「漁師さんに取材をしたとき、『収入が少なく子どもには継がせたくない』という声があった。実際50年前に比べて漁師の数は3分の1に減っていて、このままでは僕たちの子ども世代が国産のおいしい魚を食べられなくなってしまうと思った」と当時の衝撃を振り返った。

 今後の方向性について田中さんは「生産者からのバトンを消費者に渡す場にしたい。IT技術を活用し、今の時代に適した形で魚のおいしさ、楽しさを伝えていければ」と話す。

 営業時間は10時~20時。

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