劇団「毛皮族」、本多劇場で7周年公演-食への欲求の悲喜劇描く

本公演チラシより

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 下北沢の本多劇場(世田谷区北沢2、TEL03-3468-0030)で10月13日より、劇団「毛皮族」の7周年記念公演「おこめ」が上演される。

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 同劇団は立教大学の演劇サークルで活動していた江本純子さんと町田マリーさんを中心に2000年9月に旗揚げした。2005年からは毎年本多劇場で上演。演技の合間に織り込まれる歌と踊りのパフォーマンスが特徴的で、演劇公演以外にもレビューライブを定期的に行っている。主宰の江本さんが2006年に出版した、同劇団をモデルにしたとされる小説「股間」も話題を集めた。

 同公演は、「おこめ(本編)」と「おこめ(外伝)」の2本立て。どちらもタイトル通り「米」を巡る物語だが、本編では実在した殺人犯の肖像を軸に生死の無常を描く。食糧難の時代に、「米」を誘い文句に使った殺人犯と被害者の少女たちの悲喜劇を交差させて描く。また、外伝では本編よりもエンターテインメント性の高い舞台を見せるという。

 結成7周年にあたって江本さん、町田さんはそれぞれ、「『今が踏ん張りどき』の連続のような7年間だった。踏ん張りすぎてズッコケないように、ある時はお気楽にある時は徹底的に『毛皮族』の演劇をお届けできれば」(江本さん)、「今回は今まで以上に江本さんを信じて、彼女のやりたいことを表現する一表現者として真っさらな気持ちで舞台に立つつもり」(町田さん)と話している。

 入場料は、前売り=4,000円、当日=4,500円。上演は同21日まで。

毛皮族

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