下北沢北口の喫茶店「イーハトーボ」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-1815)が開店30周年を迎え、11月3日に初のライブイベントを行う。
出演はギター、アコーディオン、鉄琴を用いた独自の音楽性を持つアコースティックバンド「Quikion」(キキオン)。同店初となる記念ライブではオリジナル曲のほか、店主からのリクエストや、店内で販売されているCDやレコードの曲をカバーしたものなどを演奏する。ライブ終了後には、同バンドのリーダーで同店の常連でもある小熊英二さんと店主の今沢さんのトークタイムも予定されている。
同店は1977年に今沢裕さんがジャズ専門誌、レコード店勤務を経て開店。今沢さんが聴いて気に入ったヨーロッパのジャズやダンスミュージックの新譜のみを店内でかけ、直輸入したアナログレコードやCDを販売するというスタイルで30年間営業を続けており、同店に訪れる多くの客に影響を与えている。
小熊さんは「街の景色が変化していくなか、30年も変わらずそこにあることはそうたやすくできることではないと思う。たくさんのインスパイアを与えてくれてありがとう―という思いを込めて演奏したい」と話している。
当日は12時開場、13時開演。前売りは1,500円。要予約。