保育園「世田谷代田 仁慈保幼園」(世田谷区代田2)が4月1日、世田谷代田に開園する。
コンセプトは「地域に開く」。小田急電鉄(新宿区)は、世田谷区が抱える待機児童問題の解決と、地域に開いた子育て拠点を作ることを目的に、所有する土地を社会福祉法人仁慈保幼園に賃貸し、運営事業者として選定した。
同法人は2001(平成13)年から「子ども主体の教育」に取り組み、子どもの興味・関心を軸に探求実践を行ってきた。担当者は「子どもたちが地域の人的資源や文化とつながることで、子どもたちの探求をより深めていく」と話す。
「世田谷代田 仁慈保幼園」では、子ども一人一人の主体性を大切にした教育・保育を実践することを軸に、コミュニティースペースやギャラリーを併設し、地域活動団体などと関わりながら新たな教育・保育を生み出す施設を目指す。
小田急電鉄開発推進部の担当者は「保育や子育てを通した地域交流によって新しいつながりを生み、地域ぐるみで子どもを育てる環境を作っていきたい」と意気込む。