妻がモチーフに-下北沢のギャラリーで個展第2弾「暁子の『い』」

タイトルは「お願いお願いお願い」。同展開催後、長野県の「おぶせミュージアム」で5月中旬まで展示される。

タイトルは「お願いお願いお願い」。同展開催後、長野県の「おぶせミュージアム」で5月中旬まで展示される。

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 下北沢駅北口、一番街商店街のギャラリー「HANA」(世田谷区北沢3、TEL 03-6380-5687)で1月26日より、若手画家・深海武範(ふかうみ・たけのり)さんの個展「暁子の『い』」が開催される。

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 同展は、21日まで行われていた深海さんの個展「暁子の『あ』」の好評を受け、急きょ開催が決まったもの。「暁子の『あ』」では、深海さんの妻暁子さんをモチーフに描かれた作品などが展示され、幅広い年齢層が訪れた。初めて深海さんの作品に触れ「面白い」「色使いが独特できれい」などの感想を話す人や、5年ぶりの個展を「待っていた」と喜ぶ以前からのファンもいたという。深海さんは前回の展示前に「笑い飛ばしてくれるだけでもうれしい」と話していたが、同ギャラリーオーナーの高橋さんは「実際に作品を見て楽しそうに笑っている人がたくさんいて、本当に笑いのあふれた展示会になった」と振り返る。専門家からの評価も高く、同ギャラリーを訪れた著名評論家が「あふれるような才能」と絶賛し、展示会が終了してからの見学を申し入れたというエピソードも。

 深海さんは現在、26日からの展示に向け作品を制作中。今回も暁子さんや、日常生活をシュールな目線でとらえた作品約20点の展示を予定している。

 前回の展示会開催中、深海さんとともに同ギャラリーで来場客への案内などを努めた暁子さんは、自分が作品のモチーフとなることについて「夫はそういう目線で見ているんだ、という発見があって面白い。自分の仕事もあるが、できる限り今回もギャラリーに立ってお客さんへの説明を行いたい」と話している。

 作品の価格は号サイズ1万円程度から。営業時間は11時~19時(初日は13時~、最終日のみ17時まで)。2月3日まで(29日は休廊)。

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