ガラス工芸作家の山田麗さんによる個展「晴れの日 雨の日 ごはんの日」が2月14日より、下北沢西口のカフェ「ZINC CAFE」(世田谷区北沢2、TEL 03-3414-8079)で開催されている。
同展のタイトルには「自分にとってウキウキした気分になるものを並べた。この展示を見た人がカフェのドアから出ていくときに楽しい気分になるような作品を」(山田さん)という思いを込めたという。カフェの白壁に6点展示されているガラスと木材を組み合わせたオブジェのモチーフは、「山登りに出かけたときに見つけたかわいい木の実」。粘土で作った型を石こうで固め、ガラス玉を流し込んで熱するという方法で作る。ガラスが石こうに触れるため、すりガラスのような風合いに仕上がるのが特徴。今回の展示のために3カ月かけて制作したという。
山田さんは、女子美術大学工芸科でガラスを学び、年に約2回のペースで展示会などを開催してきた。ガラスには冷たくて固いという印象を持つ人が多いが、山田さんのガラス作品はどれも温かく柔らかそうなイメージなのが特徴。山田さんは「自分の中のもやもやをはきだすような作品ではなく、自分の作品に触れた人の気持ちが晴れるような作品を作りたい。ガラスという大好きな素材に触れているとうれしい気持ちになるので、それが作品にも伝わったのでは」と話している。
営業時間は12時~23時(最終日となる16日のみ21時まで)。月曜定休。3月16日まで。6月18日~22日には西荻窪「FALL*SHOP&GALLERY」で展示を予定している。
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