下北沢駅南口から西口方面へ渡る陸橋付近に3月1日、移動販売車を使ったたこ焼き店「隆宮(りゅうぐう)」がオープンした。
店長は高橋隆さん。昨年の12月までは都内にあるカフェのキッチンでハンバーグやスパゲティ、ケーキ作りを担当していたという。1年ほど前に3人の子どもに市販のたこ焼き機でたこ焼きを作ったが「初めはあまりおいしくなかった」(高橋さん)。どうせ作るならおいしく作りたいと休みの度に研究を重ねた。回数を重ねるうちにたこ焼き作りが楽しくなり、たこ焼きを食べた子どもたちの喜ぶ表情がうれしかったこともあり、独立開業を思い立ったという。
独立を決めてからも半年以上をかけて試行錯誤を重ね、今の味を生み出した。特徴は2種類の小麦粉をブレンドすることで出した「モチモチ感」(高橋さん)。5グラムでも配合が違うと口当たりが変わってしまうため、生地を作る時には細心の注意を払うという。高橋さんは「最近は外はカリっと、中はとろとろのたこ焼きが多いが、うちのたこ焼きは中心がとろとろで回りはモチモチの『モチとろ』。生地は口どけが良く、味はしっかりしている『隆宮』のたこ焼きをぜひ味わってみてほしい」と話す。価格は6個入りで350円。
3月中は火曜・木曜・金曜・土曜の15時ごろ~21時まで営業(生地が無くなり次第終了の場合あり)。4月以降も同場所で営業するが、曜日は未定。