下北沢を中心に世田谷のエンターテインメントやグルメ情報を発信するウェブテレビ「En cafe(アンカフェ)」の配信が4月1日より、始まった。
同番組の発起人は映像作家の高遠瑛さん。世田谷出身の高遠さんはライフワークを「世田谷に役立つことと、クリエーターに役立つこと」と考え、これまでもNPO法人映画表現育成協会FILMeの理事や下北沢映画祭の発起人を務めてきた。
今回、プロの映像クリエーターが携わるウェブテレビがまだ少ないことに着目し、女優の鈴木ちえさんらと同番組を企画。ウェブサイトなどを通じて協力者を集めた。タイトルの「En」には日本語の「縁」「円」「炎」「演」、英語の「encourage」「enjoy」「energy」など多くの意味が込められているという。
番組では、「未来アルバム」「アイノチカラ」「En cafe cinema」などのコーナーを設けた。「未来アルバム」は、これからの活躍が期待される若者に下北沢のいくつかの店舗を訪れてもらい、自分の未来につながると思う商品を一点購入してもらう。その商品を通して、目標などを語ってもらうというコーナー。「アイノチカラ」では、世田谷を中心に活躍している企業家や店舗のオーナーなどに「出会い」「アイディア」「愛」について話してもらう。現在、下北沢南口商店街の吉田理事長などの出演が決まっているという。
高遠さんは「有効な伝達手段としてウェブテレビが注目され始めている。番組を通してクリエーターが経済活動や地域活性に役立てる場を作ることができれば」と話している。
同番組はウェブサイト「En cafe」で見ることができるほか、ケーブルテレビの「iTSCOM」でも放映(毎週土曜・日曜、12時~13時、22時~23時)されている。
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