下北沢の映画館「シネマアートン下北沢」(世田谷区北沢1、TEL 03-5452-1400)で4月26日より、俳優・萩原健一さんが出演する映画を集めた特集上映「ショーケンが好きだ!」が開催される。
萩原さんは1950年生まれ。グループ・サウンズ「ザ・テンプターズ」のボーカリストとしてデビューしたが、4年後に解散。その後、映画制作の現場に携わるようになり、1972年に助監督として参加した「約束」(斎藤耕一監督)で、降板となった主演俳優の代役を務めた。これが当たり役となり、本格的に俳優の道へ。民放のテレビドラマ「太陽にほえろ!」の新人刑事役などでも人気を集めた。
上映作品は、殺人事件に巻き込まれる村の富豪の跡取りを演じる「八つ墓村」(1977年、野村芳太郎監督)、幕末の時代に翻弄される武家出身の若者を演じた「竜馬を斬った男」(1987年、山下耕作監督)、現金強奪を企む中年ギャングを演じる「いつかギラギラする日」(1992年、深作欣二監督)など15本。制作年度順に週替わりで1日3本を上映する。
同劇場支配人の岩本さんは「萩原さんのようなカリスマ的存在感の強い俳優さんたちがこれからも映画に出てほしいという思いで企画した。萩原さんの魅力を画面上で味わってもらえれば」と話す。
料金は、一般1,200円ほか。5月30日まで。